CableMod 12VHPWR 変換アダプター リコールの告知
概要
2024/02/26、CableMod公式より「CableMod 12VHPWR 変換アダプターのリコールの案内」がありました。
公式HPによると、「オスコネクターが緩み、過熱し、GPU に溶融する可能性がある」として変換アダプターの販売を中止しております。
また、「CableMod 12VHPWR V1.0 および V1.1 アングル・アダプターをお持ちの方は、直ちに使用を中止してください。システムが稼動している間は、アダプタに触れないでください。システムの電源を切り、アダプタが十分に冷えるまで待ってからお取り扱いください。」とあり、使用中止するように呼びかけております。
CableMod公式サイトで返金のお問い合わせをして、該当商品は各自で破棄する形になるようです。
リコール対象商品
- CABLEMOD 12VHPWR ANGLED ADAPTERS V1.0, Variant A
- CABLEMOD 12VHPWR ANGLED ADAPTERS V1.0, Variant B
- CABLEMOD 12VHPWR ANGLED ADAPTERS V1.0, Variant A
- CABLEMOD 12VHPWR ANGLED ADAPTERS V1.0, Variant B
- CABLEMOD 12VHPWR ANGLED ADAPTERS V1.1, Variant A
- CABLEMOD 12VHPWR ANGLED ADAPTERS V1.1, Variant B
- CABLEMOD 12VHPWR ANGLED ADAPTERS V1.1, Variant A
- CABLEMOD 12VHPWR ANGLED ADAPTERS V1.1, Variant B
ちなみにリコール対象は変換アダプターのみで、ケーブルには影響しないとのことです。
なお、私は半年以上RTX4080で使用していますが、溶融することは一切起きませんでした。
しかし、公式が中止を呼びかけている以上、使用を控えたほうが良さそうです。
なお、もし変換アダプターの故障によりGPUが影響を受けた場合は、弊社カスタマーサービスまでご連絡ください。とサポートを呼びかけております。
日本国内ショップ「オリオスペック」でのご対応
日本では「オリオスペック」で該当商品が販売されており、私はこちらで購入しました。
オリオスペックでもリコールの告知がされましたが、あくまでリコール案内のみのサポートで、
返金措置を受けるには各自でCablemodの公式サイトに申請する必要があるようです。
不明点があれば、購入先へのご確認をお願いいたします。
アーカイブとして、以前の記事内容は
下記に保存しております。
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こんにちは。当ブログの閲覧ありがとうございます。
管理人の「めてお」です。
PCパーツのグラフィックボードでは、ここ最近RTX40番台が人気ですが、性能向上のため、12VHPWRの電源コネクタを使用するグラボが増えてきております。
12VHPWRのコネクタ自体、去年(2022年)に販売されたRTX3090tiで使用されたばかりなので、コネクター類が現状少ないのが難点です。
そこで、CableModより12VHPWR専用の180度・90度の変換アダプターがリリースされました。
公式ショップのみの販売でしたが、つい最近、オリオスペックより国内販売されました。
そこで早速購入・装着してみましたのでレビューします。
CableMod 12VHPWR Angled Adapter の特徴
- 180度・90度の向き・ラッチの上下の向きが異なる4種類(それぞれ別売り)
- 11種類のカラーバリエーション
寸法は下記画像のとおりです。
外観・外装
中身は本体のみで、スポンジ・ビニールに包まれた状態でした。
ビニールテープの上に、説明書リンクのQRコードシールが貼ってありました。
側面には、「cablemod」のロゴが彫られていますが、遠くから見ても気付かない程度です。
装着
実際に装着して使用してみました。
装着自体は普段と変わりなく、置くまで挿せばOKです。
下記のPC環境で導入しております。
PCケース | NZXT H9 Elite |
グラフィックボード | GIGABYTE GeForce RTX 4080 16GB AERO OC |
グラフィックボード垂直ホルダー | NZXT Vertical GPU Mounting Kit |
メモリ | TEAM T-FORCE XTREEM ARGB DDR4 |
装着前
装着前は、白い収納スリーブを黒の12VHPWRケーブルに包んで装着していました。
ただこれだと”ケーブル感”が否めず・・・
装着後
変換ケーブルを装着してみると、見た目がかなり変わって驚きました。
ケーブル感が一気に無くなり、よりスタイリッシュです。
ライティングをオンにしてみました。
変換アダプター自体の見た目もシンプルなので、主張しすぎずに馴染んているのが分かります。
ただ、ここで問題点が・・・
差し込み口とメモリの場所が重なってしまい、メモリに接触してしまいました。
ケーブル収納を調整し、最終的には下記画像のようになりました。
なお、ケーブルはしっかりと奥まで挿しております。
真横からみるとこんな感じです。
使用感
- パフォーマンスは特に落ちることは無し
- 若干の発熱はあり
3DMarkの「Time Spy」でベンチマークを計測したところ、装着前よりは性能はほぼ変化はありませんでした。性能を気にされる方は問題なく使用できると思います。
ただ、普通に発熱します。(手で軽く触れれる程度です。)
このときのGPU温度は60~70度ほどでした。ただ、連続で使用しても問題ありませんでしたので、許容範囲だと思います。
2023/07/22 追記
GeForce RTX 4090で融解報告が多数報告されているようです。
私はRTX 4080で3ヶ月ほど使用していますが、今のところ融解は起きておりません。
しかし、報告が上がっている以上、念のためご注意いただければ幸いです。
詳細は「ニッチなPCゲーマーの環境構築Z」様よりご確認ください。
購入前に装着できるかテストしてみよう
前述の通り、私の環境では装着時にパーツが接触してしまいまので、寸法の確認は大事になってきます。
そこで、CableModでは3Dモデルを用意しております。
私は3Dプリンターが無いので検証していませんが、もし持っているなら一度印刷して装着できるか確認してみましょう。
まとめ
- 4種類の異なるバリエーションがあり、グラフィックボード・配線方法によって個別に対応可能
- 11種類の豊富なカラーバリエーション
- シンプルかつスタイリッシュなデザインで、どの構成でも美しく見える
PCの見た目がさらにパワーアップしましたので、購入して良かったと感じました。
ただ装着位置を考慮しないと、メモリなどに当ってしまいます。購入する前は事前に寸法を確認しましょう。
本記事は以上になります。
閲覧いただきありがとうございました!
オリオスペックの販売ページはこちら
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