こんにちは。当ブログをご覧いただきありがとうございます。
管理人の「めてお」です。
皆さんはNZXT製品を使用していますか?
主に自作PCのケースが有名ですが、マイクやキーボードなどといったゲーミングデバイスも取り扱っております。
さて、2023年6月21日(米国時間)に、ヘッドセット「Relay Headset」、オーディオインターフェイス「SwitchMix」が発売されました。
NZXTは約4年前に「Aer Headset」という名前で発表していましたが、発売が延期になっておりました。
しかし、名前が変わり、遂に発売の時を迎えました。
なお、同日にスピーカー「Relay Speakers」、サブウーファー「Relay Subwoofer」も発売されております。
国内では8月25日より発売されますが、私は国内販売を前に、アメリカから直接ヘッドセットとミキサーを取り寄せました。
使用して約2ヶ月経ったので、使用感などをこの記事にまとめていきます。
公式サイトの説明はこちらから(英語)
NZXT Relay Headset の概要
ちなみに私のアイコンのヘッドセットは
NZXT Relay Headsetです!
詳細・スペック
本体サイズ | 高さ:168.85 mm 幅:196.44 mm 奥行き:93.65 mm ケーブル長:2m |
重量 | 269.5 g (マイクなしだと263 g) |
接続方式 | 有線接続 (3.5 mm オーディオケーブル、USBアダプターでUSB接続も可能) |
周波数特性 | 20 Hz – 40 kHz |
ドライバー | 40 mm 、ネオジウム |
インピーダンス | 32 Ω |
周波数特性(マイク) | 100 Hz – 10 kHz |
指向性 | 単一指向性 |
マイクサイズ | 6 mm |
カラー | ブラック・ホワイト |
価格 | 18,260円(アメリカでは$99.99) |
保証 | 2年 |
特徴
ハイレゾオーディオ認証
ゲームや音楽など、より広い周波数帯域とディテールの向上を実感することができます。
バーチャルサラウンド機能「DTS Headphone:X」
3Dオーディオをシミュレートし、様々な方向から聞こえてくるゲーム内のサウンドを正確に捉えます。
※NZXT製CAMソフトウェア(Windows 10またはWindows 11が必要)をインストールしたPCでのみ有効です。
その他
- 音質的に正確なドライバーがニュートラルなサウンドプロファイルを提供
- 軽量で調整可能なフレームが重量を均等に分散
- レザーレットカバー付きメモリーフォームクッション
- ポップフィルター内蔵の取り外し可能な単一指向性マイク
- NZXT CAMソフトウェアでサウンド設定をカスタマイズ
外観
外装
NZXTカラーの紫と白で構成された、シンプルな見た目となっております。
箱の中身を取り出すと、紫カラーの化粧箱が出てきます。
この化粧箱を開けると、ビニールに包まれたヘッドセットが出てきます。
箱自体もしっかりと作られており、開封したときにテンションが上りました。
また、ヘッドセットを取り出すと小さい箱が出てきて、そちらを取り出すとケーブル類が出てきます。
- NZXT Relay Headset 本体
- 着脱式マイク
- ボリューム&ミュートコントロール付き 3.5 mm オーディオケーブル(2m)
- USBアダプター
- 3.5 mm デュアルジャックアダプター
- 説明書(QRコードが記載)
本体の外観
今回購入したのは「ホワイト」カラーです。
黒と白で表現されたモノトーンなデザインは、NZXT製品の魅力のひとつであり、常に信頼のおけるクオリティを提供しています。
ちなみにヘッドセット自体にはライティングはありません。
ゲーミングヘッドホンはゴツいイメージ(偏見)ではありますが、モノトーンなデザインをお探しの方は選択肢のひとつになりそうです。
フレーム(白い部分)はプラスチック製ですが、非光沢となっており高品質の感覚が伝わってきます。
ヘッド部分にはNZXTロゴがありますが、主張しすぎない程度になっております。
イヤーカップ部分はコネクタージャック以外にボタン等は一切ないので、驚くほどスッキリとしていますね。
コネクタージャック部分は左側にマイク、右側にオーディオケーブルの差込口があります。
イヤーパット・ヘッドバンドはレザーカバー製です。
以前レザーカバー製のヘッドセットを使用していましたが、ずっと使用しているとレザーカバーが劣化して剥がれていくことがありましたので、個人的には心配です・・・
なお、イヤーパットの交換はできません。
ちなみに画像では分かりづらいですが、イヤーパッド内側の紫部分にはそれぞれ「L」、「R」文字のメッシュがなされています。
アーム部分は9段階長さの調節が可能です。特に大きな力を入れなくても引っかかりは無く、動いてくれます。
また、動かすときの音は比較的静音です。
その他
上から順に、下記のものが付属しております。
- 3.5 mm デュアルジャックアダプター
- ボリューム&ミュートコントロール付き 3.5 mm オーディオケーブル(2m)
- USBアダプター
- 着脱式マイク
イヤーカップ部分でのボタン操作はできません。
代わりに、オーディオケーブルに音量・ミュートのコントロールが可能な機能が備わっています。
また、クリップ形状で服などにも固定できるようになっております。
オーディオケーブルとマイクを取り付けしてみました。
マイクにつきましては、自由自在に動かせることができます。
また、マイクは取り外し可能なので、別のマイクを使用するなどして不要になる場合は、取り外すこともできます。
ちょっとでも軽くしたいときに嬉しいですね。
NZXT CAM での設定
Relay Headsetでは、USBアダプタ(または別売りのSwitchmix)で接続すると
「NZXT CAM」で様々なカスタマイズがすることができます。
ファームウェアのアップデートも行えるので導入をおすすめします。
ダウンロードはこちらから(無料)
NZXT CAMを起動した状態でUSBアダプターを接続すると、「オーディオ」項目に「Relayアダプター」の設定が表示されます。
いくつかプリセットが用意されており、用途に合わせてイコライザ機能の設定ができます。
また、DTSの「カスタム」を選択すると、イコライザを手動調節することができます。
- 入力・出力音量の調整
- サイドトーン(マイクを通して出力される)音量の調整
- イコライザ機能
- 上記設定内容の保存・読み込み
使用感
約2ヶ月間使用した感想を掲載します。
長時間装着できるほどの快適さ
ヘッドセット本体の重量はマイク込みでも269.5gで、ゲーミングヘッドホンの中でも比較的軽量です。
また、イヤークッションがふかふかで快適・密閉性もあり、外部の音も入りづらくなっております。
ただ、レザーカバー製で通気性は良くないので、蒸し暑い部屋でやるとイヤーパッド内が蒸れそうです。
耐久性
プラスチックとアルミニウムで構成された軽量なヘッドセットですが、開閉時に一切のきしむ音が一切なく、丈夫な作りが感じられます。
なお、前述の通り、レザーカバー部分が劣化して剥がれる可能性がありますので、どのくらい持つのかが心配なところです。イヤーパットの交換自体できないのも痛いところ。
バランスの良い音質、だが低音の迫力に欠ける
気になる音質ですが、個人的には中音・高音がクリアで聴きやすい一方、映画のシーンであるような爆発音などの低音が、他ゲーミングヘッドホンと比べて迫力に欠けると感じました。
NZXTJapan X(Twitter)アカウント曰く、「ゲーミングヘッドセットとしては珍しい、モニターヘッドホンのように原音に忠実な音質を目指したヘッドセット」との説明なので、そのように設計したということが考えられます。
よくダブステップやドラムンベースなどの低音重視の曲を聞いていたので、迫力に欠けるのは個人的に残念な点です。
もちろん、CAMのイコライザ機能を使えば多少改善されますが・・・
3Dオーディオでゲームには有利
バーチャルサラウンド機能「DTS Headphone:X」に対応しています。
Apex Legendsをプレイしたところ、銃声・敵の足音などが鳴っている方向がとても分かりやすかったです。このように音で位置を判断するゲームでは大いに役立つでしょう。
ただ、CAMをインストールする必要がありますので、「DTS Headphone:X」はCS機では対応していません・・・
マイクの音質は想像以上に良かった
以前は「NZXT Capsule」のマイクを使用していましたが、Relay Headsetを購入した際に付属のマイクに変更しました。
しかしながら、友人からはDiscordの通話中に違いがほとんど分からないと言われました。
つまり、USBマイクと同等の音質レベルかもしれません。少なくとも、ゲームやライブ配信で使う分には問題なく使用できるでしょう。
ヘッドセットのマイクはおまけ扱いで音質が悪い!
と勝手に思っていました💦
国内価格が思った以上に高い!
私は国内で販売する前にアメリカで購入したので関係ありませんが、国内価格はなんと18,260円!!!
ドル価格$99.99に対して想像以上に高くてビックリしました。
とはいえ、円安なので仕方がないところもあります。
ただ、同価格帯で見ると、ワイヤレス接続の「INZONE H7」より高くて驚きを隠せません。
まとめ
最後に、個人的に良かった点・悪かった点をまとめます。
- 唯一無二でスタイリッシュ、無駄がないデザイン
- 快適なフィット感・軽量で長時間装着しても疲れない
- マイク性能が想像以上に良い
- ゲームに快適な音質
- NZXT CAMで直感的に設定が変更可能
- 価格が高い(円安のせい)
- 映画のシーンのような迫力(低音)に欠ける
- イヤーパッドが交換できない
- 3DオーディオはWindows以外では非対応
4年を掛けて発売されたので、NZXTがいかに頑張ったのかが伝わってきます。(個人的に)
素晴らしいポイントといくつかの改善の余地がある点がありますので、このレビューがお役に立てれば幸いです。
また、オーディオインターフェイス「SwitchMix」もレビューしておりますので、こちらも見ていただけたら嬉しいです。
本記事は以上となります。
ここまで見てくださりありがとうございました!
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