こんにちは。当ブログをご覧いただきありがとうございます。
管理人の「めてお」です。
私の推しメーカーであるNZXT。
NZXTといえば、PCケースやCPUクーラーなどといったPCパーツのメーカーだという印象が強いでしょう。
しかし、ここ数年ヘッドホン・マイクやスピーカー、キーボードやマウスなどといったゲーミング周辺機器もリリースされるようになり、PCゲーマー向けにより注力していることが伺えます。
今回は、2024/4/5に国内販売されたNZXT製のキーボード「Function 2 MiniTKL」を
購入しましたのでレビュー記事を投稿します。
実は、国内販売前より先に米国Amazonで購入したので、すでに1ヶ月ほど使用しております。
NZXTのキーボードって実際どうなの・・・?と気になる方は、本記事でご参考になれば幸いです。
NZXT Function 2 の概要
NZXT Function 2は、2022年に発売された「Function シリーズ」の次世代機になります。
そこで、性能の違いを下記の通り記載します。
Function | Function 2 | |
---|---|---|
シリーズ展開 | MiniTKL テンキーレス フルサイズ | MiniTKL (フルサイズは国内未販売) |
カラー | ホワイト・ブラック | ホワイト・ブラック |
サイズ・重量 (MiniTKL) | 338.5 x 123.4 x 40.3 mm 718 g | 338.5 x 123.4 x 40.3 mm 718 g |
キー配列 | US配列 | US配列 |
接続方式 | 有線(着脱式) USB-C to USB-A | 有線(着脱式) USB-C to USB-A |
天板 | アルミニウム | 5000シリーズ アルミニウム |
キーキャップ | ABS樹脂 | ダブルショット シャインスルーPBT |
キースイッチ | 赤軸 | NZXT光学式スイッチ |
RGB | ||
ホットスワップ | ||
調整可能な アクチュエーション | 1.0mm・1.5mm | |
最大ポーリングポート | 1,000Hz | 8,000Hz |
価格(MiniTKL) | ¥19,910 | ¥23,320 |
主な違いとして、ゲーミング性能が大幅アップしております。
まず、キースイッチが「メカニカル」から「NZXT SWIFTオプティカルスイッチ」になっており、
応答速度0.2秒という高速化を実現しております。
さらに、アクチュエーションポイント(キーを押したときの反応位置)が
1.0mm、1.5mmの2段階で調整が可能になっており、
押下圧が異なるキースイッチが2種類・各4個付属しております。
キーキャップ自体は、ダブルショットのPBTになっており、経年変化による色あせを防いでくれます。
ポーリングポートも最大8,000Hz対応し、入力遅延も極限まで減らしてくれます。
デザインに関しては、全体的に大きな変化がありません。
しかし、ホワイトカラーにつきまして前世代は白と黒のツートンカラーでしたが、
「Function 2」では全てホワイトカラーになりました。
白いデスク周りにはとても合うので嬉しいですね。
キーキャップはもちろん、サイドボタンや付属ケーブルまでホワイトに!
残念なところは、キーボードサイズのサイズ展開が「MiniTKL」のみになってしまったことでしょうか。
海外ではフルサイズも販売されていますが、国内販売ではゲーミング需要を考えるとコンパクトサイズのみにしたほうが良いと判断したかもしれませんね。
NZXT Function 2 MiniTKL の外観
外装
もはやNZXTではお馴染みである、紫と白のシンプルなデザインになっております。
箱を開けると、キーボードが布の袋で包まれた状態で出てきます。
この瞬間がワクワクさせてくれますね。
ちなみに、コスト削減のためかマニュアル類は付属しておらず、
「裏側にあるQRコードを読んでダウンロードしてね」という英語の文章とともにQRコードが載っていますので、
必要な方は読み取ってダウンロードしましょう。
付属物
「NZXT Function 2 MiniTKL」には、下記のものが付属されております。
- NZXT Function 2 MiniTKL キーボード 本体
- USB-A → USB-Cケーブル
- キーキャップ取り外し工具
- キースイッチ取り外し工具
- リニアオプティカルスイッチ(黄色・35g)×4
- リニアオプティカルスイッチ(赤色・45g)×4
取り外し工具のカラーがNZXTブランドカラーの紫になっているのが特徴です。
キーボード本体の外観
こちらがNZXT Function 2 本体です。
ホワイトカラーは、正面から見ても黒いところが一切ないオールホワイトなデザインになっております。
ほぼ隙間なくキーが敷き詰められており、
独特でスタイリッシュなデザインになっているのが魅力的と言えるでしょう。
ちなみにNZXTロゴはエンターキー隣のキーキャップに刻印されております。
そのキーを押しても何も起きませんが、後ほど紹介する「NZXT CAM」アプリでキーを割り当てることができます。
いわゆる75%のキーボードサイズとなっていますが、DrunkDeer A75のようなキーボードとは違い、
インサート(Ins)・プリントスクリーン(Pri Sc)といった
テンキーレスに搭載されているキーが全て配置されているのが特徴です。
テンキーレスよりコンパクトサイズとなっているため、75%サイズとテンキーレスキーボードのいいとこ取りです。
該当キーを頻繁に使う方には嬉しいんじゃないでしょうか。
(ゲーミングキーボードで実際に使う人は少ないと思いますが・・・。)
隙間を埋める形で「NZXT」ロゴキーと「F13」キーが
搭載されていますね。
キーボード左側面にはサイドボタン類が搭載されており、上から「音量ミュート」「Winキーロック」「RGB明るさの切り替え」となっております。
ボリュームホイールに関しまして、大半のキーボードが右側にあるのに対してNZXT製は左側にあります。
人によって好みが分かれるかもしれませんが、個人的には左側のほうがマウス操作をしながら音量調整ができるので重宝しております。
USBの接続部分はやや左寄りになっています。
NZXTロゴがあるのもポイント。
キーボードの裏側です。
滑り止めのゴム部分もシルバーになっているのが白に対してこだわりを感じますね。
チルト機能が搭載されているので、
タイピングの角度調整が必要な場合はリアフットで2段階調整することができます。
角度調整すると下記の通りになります。
NZXT Function 2 MiniTKL の打鍵音
「NZXT Function 2 MiniTKL」には、「NZXT SWIFTオプティカルスイッチ」が搭載されております。
キースイッチはNZXTカラーの紫になっているのが特徴です。
また、付属の取り外し工具を使えば、簡単に外すことができます。
ちなみにキーキャップを見ると「Gateron」ロゴがあるのが分かります。
Gateronの光学式スイッチにこのカラーは無いので、
NZXT向けの特注品かもしれませんね。
打鍵音としてはコトコトのような感じで比較的静音な方です。
工場出荷時にルブが塗ってあるので、滑らかで押しやすい印象でした。
ちなみにリストレストは非搭載です。(国内未販売のフルサイズでは搭載)
個人的には特に必要に感じることはありませんでしたが、気になる方は要注意です。
NZXT Function 2 MiniTKL のカスタマイズ
NZXT CAMの導入
NZXT Function 2 MiniTKL は、最大8,000Hzのポーリングポートに対応していますが、
デフォルトでは1,000Hzになっており、このまま使っても真価を発揮できません。
アクチュエーションポイントの切り替えやライティング・キーコンフィグの設定をするためにも、
まずキーボードをPCに接続したら「NZXT CAM」という製品管理アプリ(無料)をインストールしましょう。
まだ導入されてない場合は、下記リンク先の「Download CAM」ボタンからexeファイルをダウンロードして、
ダウンロードしたファイルを実行してインストールしてください。
ダウンロードはこちらから
インストール完了後、起動すると「キーボード」メニューに設定項目が表示されます。
ちなみに、現時点では全て日本語翻訳されていません。
アクチュエーションポイントの調整
赤枠の箇所にて、アクチュエーションポイント(キーを押したときの反応位置)を
「1.0mm」「1.5mm」の2つに切り替えすることができます。
ポーリングレートの調整
赤枠の箇所でポーリングレートを125~8,000Hzに調節することができます。
ポーリングレートを高くすると応答速度が早くなる恩恵を受けられますが、
PCへの負荷が高くなるデメリットもありますので、臨機応変に切り替えると良いでしょう。
ライティング機能
もはやお馴染みですが、ライティング機能でお好みの光り方に変更することも可能です。
6通りのカラーモードが搭載されており、特定のキーのみを異なる色で変更することも可能です。
また、キーを押したときの効果も割り当てることができて、様々な組み合わせでライティングすることが可能です。
キーボードのプロファイル切り替え
NZXT CAMで設定した項目は、赤枠のプルダウンで切り替えすることができ、
「Add Profile」で新規で保存することも可能です。
また、NZXT Function 2 には4つのプロファイルをキーボード本体メモリに保存することができます。
Onboard Profile 1~4で本体に設定が割り当てられており、「Fn」+「F1~4」キーを押すで各設定を瞬時に読み込むことができます。
外出先やゲーム機など異なる端末で使用する際に役立ちそうですね。
上記以外に、NZXT CAMでは下記の設定が可能です。
- キー配列の変更
- マクロ機能
周囲の反応・ラピッドトリガーに関して
NZXTからリリースされた新キーボード、
実は公式X(Twitter)で国内発売日が決まったときは否定的な意見が目立った印象でした。
ラピッドトリガー未搭載なの?
価格と性能が釣り合っていない
他社製品でよくね?
今のゲーミングキーボードのトレンドは「ラピッドトリガー」。
簡単に説明するとキー入力の「ON / OFF」が劇的に早くなり、FPSゲームでは一番注視されていますが、
それに対応していないのはちょっと痛いところ。
さらに価格を考えると、先ほど挙げたDrunkDeer A75はラピッドトリガー対応で¥20,000。
NZXT Function 2 は¥23,320と考えると、ラピッドトリガー無いのに価格で負けてしまうという事に。
とはいっても、技術的にはアップデートでラピッドトリガー機能を追加することは不可ではないと思います。
実際、Razer Huntsman Analogでは、当初は未対応でしたが、
ファームウェアのアップデートでラピッドトリガーモードに対応するようになりました。
ということで、NZXTさんこの記事を見ているなら
ぜひラピッドトリガーモードの対応をお願いします🙏
そういえば、Logicool G PRO X 60が発表されたときも
ラピッドトリガー未対応で叩かれていたような・・・。
まとめ
ということで、「NZXT Function 2 MiniTKL」を約1ヶ月使用した感想をまとめてみました。
前述の通り、ラピッドトリガー未対応は痛手ではありますが、
スタイリッシュなデザインや便利なサイドボタン搭載、快適な打ち心地などといったメリットもあるのは事実です。
前作から進化している点も多くありますので、NZXTが努力しているということが伝わります。(個人的には)
今後もNZXTの製品に期待しつつ、ゲーマーへ必要とされる存在になって欲しいな~と
記事を書くなかで切実に思いました。
- 75%サイズでテンキーレスのキーが全て搭載
- 前世代より強化されたゲーミング性能
- 便利なサイドボタンが機能
- ルブが塗ってあるので静音・打ち心地Good
- ゲーミングキーボードのトレンドである「ラピッドトリガー」対応ではない
- 他社製品と比べると、性能と価格が釣り合わない箇所がある
- 日本語配列がない
本記事は以上になります。
ここまで見ていただきありがとうございました!
コメント